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長崎、五島の旅。男はつらいよ「寅次郎恋愛塾」の舞台、青砂ヶ浦天主堂。

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こんにちは、坂井なぎさです!

先日、以前イタリアで購入した靴の半張りをしてきましたカピバラどのみち削るので、何回か履いて、適度に削れた頃に出します。

インポートシューズって、大体、靴の裏がレザーなんですよ。

通気性がよくて蒸れない、というメリットはあるんですが、如何せん、高温多湿の日本には向きません。

ラバー張は賛否両論ありますけれど、わたしは長く履きたいし、絨毯で滑るので、必ず張ってます。

「えー歩いた?これで?これは、ドアtoドア用の靴だよ・・・」と、お店の方。

「わたしみたいな、幅狭甲薄ワイズCのめんどくさい足は、インポートしかないんです。苦笑」

でも、面倒くさい足のお蔭で、わかったことがひとつ。

「良い靴は、軽い。フォルムがセクシーで、軸がぶれない。」

まるで一つの自由意思を持った生き物のよう。葉加瀬太郎さんも仰ってました。

「2万円の靴を履きつぶすよりも、体に合った12万のジョン・ロブやオールデンを愛着持って20年履く方が良い」

うーん。仰る通りです。笑


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ツール・ド・フランスを観に行ってきました!①
ツール・ド・フランスを観に行って来ました!②




実は去年の5月に、ちょっと思い付いて長崎へ行ってきました。

ずっと書きたかったので、いま書くことにしました。

だから荒野>> という鈴木京香主演のドラマが好きで、


「そうだ、長崎へいこう。」


と思い、飛行機に飛び乗って、長崎へ。

わたしのFacebookのカバー写真の飛行機は、長崎へ向かう国内線の空です。

寅さんみたいに、夏は北、冬は南、とすぐに旅に出られればいいんですが、

なかなかそうは行かないので、旅に出たいなー・・・といつもあの空を見ながら思いたいので、

わたしのFacebookは飛行機と空なのです。笑

IMG_1682


五島の教会が、あの時世界遺産になるかも・・・!

という話だったので、ブームになる前に教会巡りをしようと思い、五島へ降り立ちました。


「ん・・・?なんかここ・・・すごく寅さんが歩いてそうな雰囲気・・・。

あの茶色いトランクを下げて、今にもふらふらーっと向こうから歩いてきそう・・・」

軽いデジャヴを覚えます。笑

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あの後ホテルに帰って調べてみたら、やっぱり寅さんが映画の中で訪れていたことが判明!

そうなんです、寅次郎恋愛塾>> で寅さんが訪れてた島、長崎の五島だったんですよ!

マドンナは、樋口可南子さん!昔の女優さんって、なんでこんなに綺麗なんだろうラブラブ

IMG_1663

そして、ここもこの時、


「なんか・・・寅さん来てそうな教会だなぁー・・・」


と思って写真を撮っていた、青砂ヶ浦天主堂>> です。

そうなんですよ、ここで寅さんとポンシュウがね。

特にポンシュウなんて、銀の燭台を盗もうとした罪から、ここで働いちゃいますからね。笑


「一生こいつ、奴隷として使ってやってください!」


と、寅さんに云われちゃったり。笑


青砂ヶ浦天主堂の設計は、鉄川与助です。

鉄川氏は、主に長崎を中心に教会の設計建築を行っているんですが、

この時代、教会なんてそうそう設計できないんです。

外国へ行かなければ、教会なんて、見たことないんですから。

彼はその建築法を、ペール神父から教えられて作っていくんです。

初期の作品は、ここの近辺にある冷水教会です。シンプルで上品な教会でした。

恐らくイタリアへ行った方は分かると思うんですが、ゴシック建築の天井はリヴ・ゴーシュ天井、

いわゆるコウモリ天井といわれる天井なのですが、

これを作ることも最初は四苦八苦だったそうですよ。長崎本土の、大浦天主堂もリヴ・ゴーシュ天井でした。

竹をしならせて、そこを漆喰で埋めてました。五島の教会のリヴ・ゴーシュ天井は。


建築の歴史や、設計者の想いを知ることも、教会巡りの醍醐味ですキラキラ

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寅さんが写っている、教会の横の場所ですね!

この五島、実は悲しい歴史がたくさんです。

当時の鎖国政策でキリシタンたちは弾圧されていたので、五島に隠れ住んだんですが、

どの教会も、


「弾圧にも負けない、美しい教会を作りたい。」


というキリシタンたちの想いがこもっているんです。

お金が足りない部分は、自分たちで手塗りしたり・・・。

この教会も、信者たちが一つ一つ煉瓦を運んで作ったんですよ。

そういう想いの前に立つと、何だか心が洗われる気持ちになりました。

特にこの五島は迫害がひどかったんだとか・・・。

「宗教」というものは、本当は心を豊かにするためにあるんでしょうけれど、

そこで対立が起きてしまうことは、いつの時代も哀しいなー・・・と考えてしまいますね。

IMG_1667


よく見ると、エントランスの砂の柱も、実は島の砂を使っているんです。

このレリーフも、この砂にどうやって彫ったんでしょうね!

「青砂ヶ浦天主堂」という名前に相応しい風格ですね!

IMG_1696

おまけ。こちらは本土の丸山遊郭跡地です!

実は敬愛してやまない美輪様が、丸山遊郭出身なんです。

ご両親が、ここで「世界」という名前の喫茶店を経営していました。

このレトロな交番で、


「美輪様の生家の喫茶店って、どのあたりですか?」


と聞いてみました。笑 夜に。笑 迷惑な人でごめんなさい!

長崎の警察官の方、すっごい親切なんですよ。苦笑

こんなわけ分からない質問してるのに、地図めくったり、ネットで調べたり、頑張ってくれるんです。

後に、翌日訪れた、ピンク映画館の近くということが判明しました。

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翌日、明るい丸山遊郭も散策してみました。

この壁はですね・・・遊郭のあの「塀」の名残です。

当時沢山の遊女たちが、男の人を相手に春をひさいでいたんですが、

この壁を越えて脱走すると「足抜け」と云って、厳しい罰が待っていたんですよね・・・。

吉原遊郭の近くにも「投げ込み寺」といわれる、いわゆる病気や自殺などで、

年季を待たずして亡くなった遊女たちのお寺がありましたが・・・。

運が良ければ、身請けされていきますが・・・本当に好きな人と添い遂げられる人っていたんでしょうか。

ここでの生活を想像するとゾッとします・・・。

当時女性は「モノ」でしかなかったので、自由も権利も主張できる現代に生まれて幸せだなぁ・・・

と、この高い高い塀を鑑みながら、思わずしみじみ思わずにはいられませんでした。


長崎旅行記は、これにて終了です!

他にも色々あるんですが・・・寅さんネタはこれだけ。笑

また時々気まぐれに旅行記、お付き合い下さいね!



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私たちは、お客さまの心地よい暮らしにより添う「やさしいめがね」をご提案し、
定期的にメンテナンスなどを通じて、お気に入りの1本ともども、永くお付き合い頂きたいと考えております。
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