【事例紹介】メガネはお洋服に合わせてトータルコーディネート！遠視の検眼は、慎重に！

こんにちは！人にやさしく、眼鏡にもやさしい、福井の「やさしいめがね店」の坂井なぎさです！

先日の食事会で使ったワンピース。

汚れがあったのと、手洗い可能だったので、お洗濯したところ、

脱水で付いたシワがアイロンで取れなくなって、結局クリーニングに持って行くことに(;^_^A

手洗いが出来るので、そのお洋服を買ったのですが、

びしょびしょの状態で干さないと、しわが出来てしまうようで、勉強になりました。

これからは手洗いせずに、クリーニングに出そう。

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ふらりと、某ブランドを見にご来店下さった、Sさま。

お選びくださったのは、タートオプティカルアーネルの、ジョニー・デップモデル（＾ ＾）

お目当てのブランドを見に来て、まったく別のブランドを選んで帰る。

実はこれ、よくあることです。

お洋服の雰囲気、その人のご希望、お顔のサイズや、お悩みなどからメガネを選ぶと、

いままでと違う、新しい世界が見えてきます。

自分選んでいると、どうしても、自分の型にはまりがちですから。

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フレーム：タートオプティカルアーネル

レンズ：M-POSレンズ

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既存フレームのままだと、フレームがお顔立ちに合わなかったため、

クリングスタイプにカスタマイズさせて頂き、細かい微調整が出来るようにしました（＾ ＾）

「どっちかの眼が遠視で、片方が近視なんだけど・・・」

さて、こちらのお客さまも、よくお話をお伺いすると、お悩みが隠れていそうです。

フレームも決まったし、まずは、細かくお話をお伺いすることからスタートです。

年齢：40代

主訴：

・遠くも近くも見え方には問題ない。

・読書が趣味だが、本を読むときに、タテの文字が眼で追いづらい。

・何回も読み返していて、頭に入ってこない。

主訴の段階から、両眼視不良の可能性が濃厚です。

使用眼鏡：

R)S-1.25 C-1.00 AX148°　×　0.9ぼんやり

L)S-3.50　　　　　　　　　　　　×　0.7ぼんやり

・・・・・・？

片方が遠視だと仰っていたはずなのに、

なぜか両方とも近視が入っている？？？

右眼は、裸眼視力から見ても、度数が強く入りすぎているのは明らか。

お客さまが仰るように、遠視の可能性が濃厚なので、

遠視の絞り出しも兼ねて、検眼方法を変える必要性がありそうです。

NPC：6cm以内

近くを見るために必要な力、NPCも合格点ではありますが、眼が泳いでいて、

明らかに頑張って近くを見ている感じがあります。

追従：右眼の追従が、引きの動きでスムーズではない。

恐らく強い度数が入っていると思われる、右眼の動きが、明らかに悪い。。。

測定度数：

R)S+0.50　C-2.00　AX85°　0.75△BU　×　0.9

L)S-3.25　C-1.25　AX90°　0.75△BD　×　1.0

右、8段階の球面過矯正、4段階の乱視未矯正、63°の軸ズレ、

左、球面1段階の過矯正、5段階の乱視未矯正、

そしてやはり、上下の両眼視不良が発見されました。

驚きを通り越して、これをいままで掛け続けていたお客さまのことを思うと、

本当に、悲しくなってしまいました・・・・・・。

わたしの眼も同じなので、よくお気持ちが理解できますが、

遠視の眼は、ピントを合わせるための調節力が豊富にありすぎて、

きちんとした技術者に当たらないと、遠視を近視だと勘違いされてしまいます。

遠視の検眼は、遠視に適した検眼方法に変え、

時間をかけてゆっくりと、絞り出さないと、すぐに近視だと誤解されることになってしまいます。

当店では、遠視の方には「両眼開放屈折検査」と云われる方法を用いて、

ゆっくりと時間を掛けて絞り出していきます。

NPC：6ｃｍ以内スムーズ

近くを見るために必要なNPCも、眼の寄りがスムーズになり、

頑張って見ている感じが亡くなりました。

追従：スムーズ

明らかに対象物を追えていなかった右眼も、しっかり追えるようになりました（＾ ＾）

だけど、これだけ大幅に度数を変更したので、

メガネに慣れるのもかなり大変だと思われます。

上下の両眼視不良も矯正したので、本は以前よりも読みやすくなると思いますが、

まずは、新しいメガネの度数に、

ゆっくりと慣れて行って下さると嬉しいなぁ、と思います（＾ ＾）

ｆace&wrist gallery SAKAI（坂井時計店）は、福井市・呉服町で創業100年以上の眼鏡（めがね）店です。
時計修理・レコードショップとして、曾祖父が開業したところから始まりました。
閑静な住宅街の中にあり、喧騒から離れゆったりとした時間の中で、
会話を楽しみながら商品をお選び頂いております。
私たちは、お客さまの心地よい暮らしにより添う「やさしいめがね」をご提案し、
定期的にメンテナンスなどを通じて、お気に入りの1本ともども、

永くお付き合い頂きたいと考えております。
そんな「想い」に共感いただけるお客様を、心からお待ちしております。